LV Power Report No.5

レコードプレーヤーのハム対策

2015年3月2日

フォノイコライザーアンプには必ずアース端子が付いています。通常は、ここにプレーヤーのアース端子を繋ぎます。繋がない場合、「ブーン」というハム音が出ます。しかし、繋ぐとハム音が出る場合も多々あります。

これは、昔のカートリッジに多いのですが、LchまたはRchのマイナス側がカートリッジのボディに接続されている場合に、そうなることがあります。カートリッジのボディはトーンアームに電気的にも接続されていることが多く、トーンアームはプレーヤーのアースに接続されています。そのためにマイナス側のラインとプレーヤーのアースラインがフォノイコライザーアンプを含めてGNDループを作り、そこに誘導ノイズが発生するからです。

この解決策としては、プレーヤーとフォノイコライザーアンプのアースを繋がない、またはカートリッジのボディとマイナス端子間を繋いでいる金属プレート(写真の赤丸部分)を外すという2つの方法があります。両方法ともハム音は小さくなりますが、音質は違いますので、どちらか好みの方法を選ぶと良いでしょう。

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しかし、どちらの方法でもハム音が取れない場合があります。

これは、プレーヤー内の信号ラインのアースシールドが不完全な場合や、外付けRCAケーブルを付けるタイプでは、ケーブルのシールドが不完全な場合です。外付けRCAケーブルが悪ければ、それを換えれば良いだけの話ですが、プレーヤー内部のシールドが不完全な場合は非常に厄介です。(DJ用のプレーヤーはシールドが不完全なものが多く、Hi-Fi用でもそのようなプレーヤーは存在します)

また、シールドが不完全なプレーヤーを金属製のラックに載せるとハム音が発生することがあり、その場合はフォノイコライザーアンプのアース端子にラックも接続することによってハム音を減らせる場合があります。

このように、ハム音対策は一筋縄には行きませんし、アンプ側も含めその原因は様々です。しかし原因さえ分かれば、どんな場合も対策可能です。

 

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